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[えとせとら] 柔道(3回目の出会い編)

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さてさてさて、柔道との3回目の出会いは、33歳。
3人の息子たちに何かスポーツを…と考えた時に、
”柔道”が思い浮かんだんです。

始めの数年は子供たちを連れて行き、
わたしは見ているだけでしたが、
ある日「一緒にやりません?」と、あるママさん。
気が付くと柔道衣を着ていたのです…。

わたしを含めて3人のママさん柔道が始まり、
ベテランの先生方に、一から懇切丁寧に教えて頂きました。
何と言っても30を過ぎた厄介なおばちゃんたちですから、
嫌にならないように、ケガをしないように、おだてて育てる…
先生も大変だったと思います。

本物の柔道を基礎からきちんと学び、
高校時代の柔道はいったい何だったんだろ〜、と恥ずかしく思ったものです。
同じママさんと同じ目的で汗を流す事が楽しくて、
きつい練習も歯をくいしばってがんばりました!
…な〜んて、本当はちょっぴりズルしながらがんばりました。

そのおかげでしょうか、
2年目にして現役バリバリの学生たちと同じ土俵での昇段試験にも挑みました。
若者たちの「なんでこんな所におばちゃんが?」の白い視線に耐え、
今までに味わったことのない緊張感の中、
息も絶え絶え「もう無理!もう無理~!」と心の中で叫びながら、
それでも何度も何度も試合に挑み、
ポイントを積み重ねて、念願の黒帯を取得することができました。

高校時代は昇段試験に行くまでもない実力でしたから、
それはそれは夢の黒帯です、嬉しかったですね。
小学生の半年間、高校の3年間が報われた気がしました。

※ 上の写真は一緒に始めたママさんとの”柔の形”の演武(2003.12)

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▲ママ柔(左:ちょっぴり若かりし頃)

3回目の柔道再開からあれよあれよの13年目。

今はいろんなきっかけで柔道に出会った子供たちが、
長く楽しく続けられるよう、陰から応援しています。

 

最後にオリンピック選手とはレベルは全く違うけど、同じ柔道。
投げられる痛み、締められる苦しさと、体罰の痛み苦しみとは全く別ものです。
愛のある指導をして欲しいと思います。